ブログトップ | ログイン

海の古書店

本のこと、心に浮かんだことを綴ります。香りのお店「Atmosfera」:http://atmosfera-kamakura.com/ お問い合わせ: books@good.memail.jp


by uminokosyoten

pecoraの本棚 永井宏さんのこと

pecoraの本棚 永井宏さんのこと_a0135581_04075513.jpeg




木曜日に由比ヶ浜のBORN FREE WORKSの
「永井宏カイコ展」でジャケットが好きで求めたCD。
ニール・ヤングの「PRAIRIE WIND」。



pecoraの本棚 永井宏さんのこと_a0135581_04060193.jpeg



その時に一緒にいただいたのが、
カフェ ヴィヴモン ディモンシュの「HIROSHIブレンド」でした。

昨日、こちらを仲間たちと味わった後伺ったくんぷう堂さんで出会ったのが
このクウネル。




pecoraの本棚 永井宏さんのこと_a0135581_04222227.jpeg



永井さんの追悼文が載っていると知り探していた2011年9月号。






pecoraの本棚 永井宏さんのこと_a0135581_04073055.jpeg



自宅に帰りゆっくりと開いて、鈴木るみこさんの文章を読みました。
「クウネル」の立ち上げを応援されたお一人が永井さんでいらしたのですね。




pecoraの本棚 永井宏さんのこと_a0135581_04054385.jpeg



3月8日にるみこさんが旅立たれたことをほぼ1年遅れで知り、
その足跡を辿ってきた1ヶ月。

デレク・ジャーマン、ガース・ウイリアムズ、トーベ・ヤンソン、
清家清、堀井和子、伊藤まさこ、高山なおみetc.
様々な作家たちと再会しました。
読めば読むほど、安寧を得る文章。
それがるみこさんの文章でした。


永井さんのカイコ展。
カフェ ヴィヴモン ディモンシュと「コーヒータイムブックス」。
そしてくんぷう堂さんの「クウネル」。

それらがクルクルとつながって、
4月のスミレの本棚の一角にるみこさんのコーナーを作りたいと感じたのは、
偶然の思いつきではなかったような気がしました。


さらに永井さんの特集の次のページを開いた時、
それは確信になりました。


pecoraの本棚 永井宏さんのこと_a0135581_04055525.jpeg



そこには橙書店の記事が。
古書店ノエルをやらせていただいていた階段上からの懐かしい眺め。
永井さんの本と初めて出会ったのが橙書店を始める前の
久子さんのカフェオレンジの書架であったことを思い出したのでした。



本の神様が描いてくださった線が繋がって、4月の本棚へ。



日常に詩を見出すこと、日常に美を見出すことを提唱された永井さん。
「根っこのある実体がやりたい」とクウネルの仕事を引き受けられたるみこさん。


ブンブン紅茶店のスミレの本棚にはそんな本たちを並べたいと思います。
お手にとっていただけましたら幸いです。




BunBun Teatime 「SUMIRE」
4月18日(木)〜21日(日)
11時〜18時
ブンブン紅茶店&kamakura.workshop.studio














by uminokosyoten | 2019-04-14 07:05 | 本読み便り