ブログトップ | ログイン

海の古書店

本のこと、心に浮かんだことを綴ります。香りのお店「Atmosfera」:http://atmosfera-kamakura.com/ お問い合わせ: books@good.memail.jp


by uminokosyoten

pecoraの本棚『ku:nel 2012年 07月号』

pecoraの本棚『ku:nel 2012年 07月号』_a0135581_22444590.jpeg




昨日は少し気だるい朝でした。
息子を送り出して家事を済ませたあと、コトンとベッドへ。

開いたのはこちらでした。

このクウネルの高山さんの文章は何度読んでも新鮮です。
それは高山さんがご自分の場所に出会われるまでのことが、
とても素直に綴られているからだと思います。

人との接し方が不器用でいらしたお若い頃に、
アルバイトをされたカフェで次第に見つけてゆかれる
「自分らしさ」。
オーナーご夫婦とのふれあい、そこにあった本たち。
人は出会いによって変わって行けることを、
小さな灯りをともすように綴っていらっしゃいます。


そして、時々「みの虫になって」読まれる本のこと。
お日様の匂いのするお布団に潜り込んで過ごす1日のこと。

本はエスケープの場所でもあり、
再生の場所でもあって。


私もお布団にくるまって「みの虫」になって
その文章をゆっくりと咀嚼した朝でした。



pecoraの本棚『ku:nel 2012年 07月号』_a0135581_22444934.jpeg




pecoraの本棚『ku:nel 2012年 07月号』_a0135581_22445297.jpg






pecoraの本棚『ku:nel 2012年 07月号』_a0135581_22445793.jpeg




『ku:nel 2012年 07月号』→







by uminokosyoten | 2019-03-29 07:05 | 本読み便り