海辺の本棚『志ん朝の落語〈1〉男と女』

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胸塞がるニュースを見て眠れない夜。
手を伸ばしたのは落語の本。
心に光のタネが欲しかったのでしょう。


幼い頃から落語好きの父親のもと、
テレビで落語。
そして中学で藤沢に転居してからは
父の誘いで寄席へ。
さらに東京での学生時代一人で寄席へ。
客席が一斉に揺れる「笑い」がとても心地よくて。

庶民の文芸としてながく愛されてきた落語の持つ底力。
決して良いことばかりではない人生の
もしかしたら、すごく辛い時期にも
屈託のない笑いは、小さな光をもたらしてくれます。

好きだった志ん朝の語り口まで再現したこの全集。
昨夜のお題は「明烏」。
何度聞いても笑うのは同じところ。
でもその度に求めるものは違っていて。
昨夜も子守唄のように志ん朝の語りが胸に蘇ってきました。



笑いは生きる力。
どうぞ、お忘れにならないでお過ごしくださいませ。



『志ん朝の落語〈1〉男と女』→








by uminokosyoten | 2018-07-09 07:37 | 本読み便り