海辺の本棚『あの人の宝物: 人生の起点となった大切なもの。16の物語』

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どの道を行ったら良いのかわからない時、
あるいは、歩くべき道が見つからない時、
よろしかったら、この本を開いて見てください。

迷いのない人生なんてありません。
でも、迷った心を支えてくれるものがあれば、少しは楽になれるはず。

あなたにとってそれは何かしら?
あなたの道を照らしてくれて、
あなたを優しい気持ちにしてくれるもの。
きっとおありでしょう?

著者が始めにおっしゃっています。
「つつましやかな宝物が囁く」。

そう、きっとそれはつつましやかなもの。
それだからこそ、まっすぐに素朴にあなたを励ましてくれる。
その囁きを聞いた後は、胸の底がほんのり温まって、
また新しい1歩を踏み出せる気持ちになれる。

読みながら、なんども胸熱くなりました。
それはどの人も心根がまっすぐでいらしたからだと思います。
そして、仕事を愛して生きていらっしゃるから。
だから、ご苦労もまたひとしおです。


『楽在其中』。
書家の宮城宣子さんが大切にしていらっしゃる言葉。
ご主人はデザイナーの故宮城壮太郎さん。
ご夫婦で河井寛次郎記念館を訪れた時に目にされた言葉。
「楽しみはその中にある。
楽しいことは外に求めるのではなく、
その中に答えがある」という意味だそうです。
この言葉に出会えただけでも幸いでした。

宝物がたくさん詰まった素敵な本です。
ぜひ。

取材を受けた方々は次の通りです。


田村セツコ(イラストレーター)
松岡享子(児童文学作家、翻訳家、東京子ども図書館名誉理事長)
久野麗子(もやい工藝 店主)
江上栄子(料理家、江上料理学院院長)
カナヤミユキ(デザイナ−)
宮城宣子(書家)
岡崎武志(ライター、書評家)
ひがしちか(日傘作家)
山内彩子(Gallery SUオーナー)
春風亭一之輔(落語家)
柚木沙弥郎(染色家)
鋤田正義(写真家)
松田行正(グラフィックデザイナー、牛若丸代表)
蛭子能収(漫画家)
田窪恭治(美術家)



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『あの人の宝物: 人生の起点となった大切なもの。16の物語』→














by uminokosyoten | 2018-05-16 07:00 | 本読み便り