海辺の本棚『彼女の家出』

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いつもの平松さんとは少し違った色合い。
加齢とどう向き合うか。
前半はさまざまな葛藤が綴られます。
私より2つお若い平松さん。
なるほどと頷くことも多くありました。

そして、後半の暮らしの見直しがとても実践的で面白かったのです。
老眼は近くが見えない。
私のように近眼もあると遠くも見えない。
日々の煩雑さの中で見えていなかったものを一つずつ見て行く作業。
特に台所の引き出しと下着の整理には勇気をいただきました。
白日のもとに晒す。
これってとても大事なことですね。
見ることから始める新しい暮らし。
私も早速やってみました。
まずは洗面所の引き出しから。
もちろん、「あら、まあ!」の連続でした。
そして、今朝すっきりと整ったコーナーを見てひそかにつぶやいたのでした。
平松さん、ありがとう!


衣類の整理にお悩みの方にも「思い切り」の秘訣が。
友達と語り合うようにお読みになっていただけましたら。
「あるよね、そんなこと」と。



<きれいに並べ直しながら、つくづく思った。
下着の捨てどきは、怠惰な日常の捨てどき。
ずるずる惰性で暮らしていると、知らず知らずに澱が溜まる。
垢がつく。
それをそのままにしていたら、なにかが澱んでしまう。
下着というものは、
どうやらこまめに洗濯して清潔にしていればいいとうものでもないようだ。
タイミングがやってきたら、思い切りよくきっぱりと捨てて整理する。
なにしろ下着は自分の肌にいちばん近い。
そのぶん、気がつかないうちに自分のありようにも微妙な影響があるのはとうぜんだろう。
ほんとうをいえば、いちばんこわいのはそこではないか。>(P.210)




『彼女の家出』→








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鶯の声聞きながら伸びてゆく
緑の朝の清々しきに

瑠璃





我が家の小さな庭の緑もすくすく。
うぐいすもお歌が上手になりました。

どうぞ素敵な休日を!






by uminokosyoten | 2018-03-25 08:58 | 本読み便り