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海の古書店

本のこと、心に浮かんだことを綴ります。香りのお店「Atmosfera」:http://atmosfera-kamakura.com/ お問い合わせ: books@good.memail.jp


by uminokosyoten

春の本棚『オチビかるた』

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お店の前を通ったとき
ウインドウに飾られたこのかるたがとても気になりました。
なぜだかわからないままに、2度3度とお店に通って。
そして年末に我が家へ。


昨日このかるたの言葉をすべてながめて
とても作者のことが知りたくなりました。
調べてびっくり。
安野モヨコさん。
あの『さくらん』を初めてとしてたくさんのヒット作品を描いた漫画家さんですね。

そこで、オチビサンのHPを開いて、
そして、どうしてこのかるたに惹かれたのか、
ようやくわかった気がしたのでした。


売れっ子作家として活躍中に安野さんは体調を壊されて、
5年も休筆なさっていらしたのですね。
この『オチビサン』だけを続行なさって。

その背景を担当の編集者さんが綴っていらっしゃいました。



<そして『オチビサン』と『働きマン』そのほかにも複数の連載を抱えていた2008年。
あまりにも休みなく働き続けた彼女は、心も身体も疲れ切ってしまいました。
そこでストーリー漫画は一旦休止。
仕事は一切入れずに、本格的な休養に入ることを勧めた中でも、
彼女自身が「描き続けたい」と唯一選んだ作品が、この『オチビサン』でした。
病床から30分だけ起き上がっては下書きを描いて、
次の日も30分だけペンを入れて……そんな生活が、5年も続いてきました。
安野さんは、オチビサンの話をするとき、いつもこう言っています。
「オチビサンを描くことで、私自身が癒されているんです」
安野さん自身が、自分を癒していった作品だからこそ。
きっと多くの人にとっても、癒されるパワーを持っているのかもしれません。>


安野さんは鎌倉在住だそうです。
そしてオチビサンたちは鎌倉のどこかにある小さな町、豆粒町に住んでいるのだそうです。


作家自身が心を癒されながら描く『オチビサン』。
今度は漫画を読んでみようと思いました。



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すこし疲れたときにはこのかるたで一休み。
あなたもいかがですか?




『オチビサンかるた』→













by uminokosyoten | 2018-01-05 07:03 | 本読み便り