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読書『皆川明 100日 WORKSHOP』

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すこし前に読み終えましたのに、
言葉がまとまらずに心にしまっておいた本です。

今日買い物にでかけて急に雷が鳴り始めたとき、
「あ、洗濯物が」と思ったあとに、
「ま、いいかな。こんなこともあるわね」と考えている自分がいました。
すこしだけ自分が変われた気がしました。
それで、今、この本をご紹介したくて机に向かっています。

人は追い込まれれば追い込まれるほど、
「そんなことをしている暇はない」
「そんな無駄なことはできない」
「そんなことをして何になるの?」
というような言葉を口にしがちであるような気がします。
少なくとも私はそうでした。

自分に与えられた時間がどれほどかも知らないくせに、
無駄とはそもそもどんな意味なのかもよくわかっていないくせに、
自分がやってきたことにどれほどの意味があるかも知らないくせに。

効率主義的教育の残像の中で、
なにかしら追い立てられるように物事に対峙し、
「有意義だった」
「能率的だった」
などという指標でいつも自分を計ってきました。
それはとりもなおさず、自分に自信がないから。

「そんな思考回路から解き放たれることは不可能なのかしら」
心の隅に1年ほど前から巣食ってきた疑問に
この本はやさしく光を与えてくれました。


これは目的を持たないワークショップの記録です。
28名の参加者が実際に顔を合わせたり、
皆川さんとメールのやりとりをしたりして、
ミナペルホネンの布からイメージして
自分を解放する時間を持った100日の記録です。

布を使うからといっても手芸だけには止まりません。
そのイメージを音楽にする人もいらして。

表現する。
作る。
あるいは、作れない自分と向き合う。
感性を解き放つ。

その時間が100日。

皆川さんは「決してリードしない」という姿勢に徹します。
あくまでも寄り添う。
その人がどうありたいのか、
その心に寄り添う。


これから子育てに悩むであろう息子たちに
この本のことを伝えてゆきたいと思いました。
ただ本を贈るのではなく、
私が少しでも変わってゆくことで伝えて行けたらと。

これはそういう本だと思いました。



<もしかしたら、「きっとうまくいかないからやめよう」と
判断してしまった人がいるかもしれません。
そういう人は、一旦、うまくやるという目的を取り除いてみてください。
やりたいか、やりたくないかだけが残って、
やりたいからやるとなるはずです。
そうなれば失敗しても、結果として残るのは失敗ではなくて、
やりたいことをやった、ということにしかならない。
うまくたどり着ける先を探す必要なんてありません。
やりたいという気持ちが生まれたらやってみることです。
少なくとも、生まれてきたときは目的など与えられてなくて、
生きる自由をもらっただけでした。
それを思い返す時間が、1日の中で少しでもあると、
気持ちが切り替わって整理されたりするんじゃないかな。
目的がない時間は悪いことではなくて、
すごく純粋な自分の自由を持った時間なんだということを
感じてもらえたらいいなと思っています。>(P.36)



皆川明100日WORKSHOP』→







by uminokosyoten | 2017-05-18 16:47 | 本読み便り

本のこと、心に浮かんだことを綴ります。ご協力いただきました東北被災地への寄付は293645円になりました。心より感謝申し上げます。手仕事の潮風売店再開しました。アクセサリーの「Brezza Marina」は次へ移転しました。http://brezzamarina.exblog.jp/ お問い合わせは books@good.memail.jpまで。


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