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読書『これだけで、幸せ』

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『これだけで、幸せ』小川糸


テレビドラマ『ツバキ文具店』を毎週楽しみに観ています。
原作と少し設定が違っていても、
「善い人」たちの語らいはそのまま。
こんな人たちがいてくれたことに感謝しつつ。

小川糸さんの小説は好んで読んできました。
心に傷を持つ人たちが再生してゆく姿が愛おしく描かれた作品群。

小川さんはどんな風に暮らしを捉えていらっしゃるのかしらと思い
こちらを読ませていただきました。
語られる小川さんの気持ち(聞き書きスタイルです)のシンプルでぶれないことに
プロとしての作家意識を強く感じました。
紹介される日々のことは
「作家の仕事を生涯貫くための暮らし」以外の何物でもありませんでした。
自分の感性をまもりながら、
人に「読んでもらう」ための文章を綴ることの厳しさを知りました。

この本は単なるグッズ本ではありません。
一人の女性が自分の夢を紡ぎ続けるために選択してきた生活のルール本だと思いました。

ですから、心に揺れがある今の私には示唆に富んだ教科書になりました。
お写真もとてもきれいです。
まずは書店でごらんいただけましたら。


<物語を書く人になりたい、と思いながらもなかなか作品が採用されず、
悔しい思いをする期間が長く続き、
「これで最後だ」と思ってすべてを出し切ったのが『食堂かたつむり』。
ある編集者の目に留まって、そこからさらに2年ほどかけて世に出すことができ、
多くの人に読んでいただけました。
そのときに私が強く感じたのは
「目立ったことはしなくていい。
ただ淡々と長く、小説を書き続けていきたい」という思いでした。
だから、明日も明後日も1年後も10年後も、
ずっと書き続けられるよう心と体をメンテナンスしていくことは、
私自身との固い約束なのです。>(P.95)




『これだけで、幸せ』→








by uminokosyoten | 2017-05-15 07:01 | 本読み便り

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